薬物療法

降圧剤の種類

では降圧剤の代表的な薬物を紹介します。1つ目はカルシウム拮抗薬です。カルシウムは筋肉の収縮に影響しているのでこの薬は血管を収縮させる筋肉へのカルシウム流入を抑制することで血管を拡張します。

そうなると風船に開いた針穴の大きさが大きくなった状態です。よって血管に流れる血流は増えるので血圧は低下するのです。狭心症・脳動脈硬化・手足の振るえがある患者に効果があります。

2つ目はACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)です。アンジオテンシンは直接血圧に関係しませんが、アンジオテンシンⅡに変換されると血管を収縮し血圧をあげてしまいます。よって変換させる酵素を阻害することで血圧上昇をおさえます。この薬剤は副作用が少ないので、自覚症状に敏感な患者にっ向いています。

3つ目はβ遮断薬です。これは身体の興奮に関与する交感神経の作用を抑制する薬剤です。β作用を抑えると心拍出量は減少します。その結果血流速度は減少し血圧を下げることができるのです。心拍出量に作用するので不整脈のある患者さんに向いています。また同じ交感神経のα作用を遮断する薬剤もあります。

4つ目は降圧利尿薬です。利尿薬は尿の量を増加させる薬剤です。尿が増えることで全身に流れる循環血液量が減少し、同時に1回拍出量も減少するので血圧を下げることができるのです。この薬剤の最大の特徴は作用時間が長いことです。よって定期的に病院に通院できない・服用できない人に向いています。また尿の量が増えることから浮腫や心不全を持っている人にもむいていると言われています。

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