高血圧とは

高血圧と合併症

高血圧が強く影響していると考えられる脳血管障害・心疾患などの死亡率は現在日本での死亡原因の第2位と第3位の疾患となっています。

実際の数値に表すと、2つの疾患での合計の死亡者は約28万人です。これは死亡原因第1位の癌の約21万人よりも多くなっています。これほど高血圧のリスクは高いのです。

高血圧による血管障害は機械的ストレスと、動脈硬化の増悪・進展の2つにわけられます。また、身体の中のどこの血管が障害されるかにより、見かけの死亡原因は大きく異なります。心臓の血管に動脈硬化が進めば最後に急性心筋梗塞を起こします。頭の血管の動脈硬化では脳梗塞が生じます。機械的ストレスで大動脈が急に裂ければ解離性大動脈瘤という病気を起こり、脳動脈の一部が破裂すれば脳出血やクモ膜下出血を起こします。そのほかの合併症は心不全・腎不全・網膜症などがあります。

高血圧が起こり始まる平均年齢は30~35歳ごろからです。その後、すぐ高血圧だと診断され早期に治療できた場合と、まったく気づかず放置していた場合とでは15~20年くらい早く死亡するといわれています。もちろん放置していたほうが合併症にかかりやすいです。

高血圧になってから20年くらいで合併症が発症します。高血圧の症状で述べたとおり、特徴的な症状は残念ながらありません。よって合併症も突然やってきます。病気の程度によっては24時間以内に死亡する突然死も少なくないです。このように、合併症にかかってから高血圧の治療を開始するのでは遅いのです。これで早期発見・早期治療の大切さがわかってもらえたかと思います。

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