高血圧は血圧に気をつけていればいいわけではないことは以前にお話したとおりです。高血圧を治療することは、血圧をさげることはもちろん、放置した場合に起こる病的な状態を防止し充実した生活をおこることを目的としています。
安静時の血圧が220~230mmHg/130~140mmHgを超えている場合、緊急処置が必要になってきます。ただちに医師の治療が必要になりますので病院を受診してください。頭痛・視覚障害などがある場合は特に急ぐべきです。
特に悪性高血圧や高血圧性脳症という状態におちいった場合放置すれば生命にかかわることが多いのでただちに血圧を下げる必要があります。この2つを例にして処置を説明していきます。
悪性高血圧は意識障害・呼吸困難・眼などのうっ血などの症状がでます。ただちに入院が必要です。意識障害などの神経症状がある場合は、飲み薬が飲めないので点滴などで血圧を下げます。神経症状がなく、全身状態が保たれている場合には、カルシウム拮抗薬・アンジオテンシン変換酵素阻害薬などの飲み薬で血圧を下げます。また腎障害がある場合は利尿薬を服用します。
高血圧性脳症は急激に血圧が上がることで、一過性の神経学的症状の頭痛・吐き気・意識障害・痙攣などが発生する疾患です。できるだけ早く血圧を下げることが重要であり、循環障害にも注意しなければなりません。薬物療法を行う場合、脳の血流を減少させる薬剤は使用してはいけません。
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