肩こり・腰痛・頭痛、女性では冷え性・生理痛・肌荒れなどでお灸をしたことがある人もいるかと思います。お灸とは身体のツボに温度刺激を与え、生理状態を変化させて痛み、病気を治療する東洋医学の方法です。
通常モグサという繊毛に火をつけ、皮膚に直接乗せることで温度が上昇する方法をとります。温度が上昇することで身体の中の気や血液の流れがよくなり、このような症状が改善できるのです。高血圧もお灸によって症状が軽減する場合があるのです。
お灸による熱は皮膚の感覚神経を伝わり脳の視床下部という部位へと伝わっていきます。ここには以前降圧剤のβ遮断薬でお話した交感神経の元の神経である自律神経が存在します。交感神経が興奮(緊張)すると血管は収縮し、反対の副交感神経が緊張すると血管は拡張します。
お灸はこの副交感神経に作用し血管を拡張させ、血圧を下げることができるのです。効果には体質などで個人差はありますが、薬にアレルギーがあり降圧剤が飲めない方、妊娠中で現在飲めない方は試してみてはどうでしょうか。しかし軽症の高血圧の人に対しての治療法なので、中等度~重症の人は降圧剤を服用したほうが良いでしょう。お灸のツボには身体に無数に存在します。どの部位に行うかはお灸を行う"きゅう師"によりますが、いくつかご紹介します。
首では真ん中あたりに存在する天柱やそのやや下に存在する名灸点、手では甲の親指と人差し指の交差する合谷や手首を内側に曲げたしわから指2本分下の内関、足の裏では親指と人差し指の間のすりあげてとまる行間、足全体だと内側くるぶしから指4本分上の三陰交などがあります。
スポンサードリンク