漢方といってもいろいろな種類があります。降圧剤を使用するときにもそれぞれの性質で選ぶように漢方も一人一人の体質に合わせて服用する薬をえらぶことが必要です。
体格がよく、のぼせる・顔面紅潮・ふらつき・めまい・肩こり・頭痛・耳鳴り・尿が黄色で少量・よくのどがかわくなど熱が出たときの症状がある実証型の高血圧の人には三黄瀉心湯や降圧丸が適しています。目やに・充血・痛みなど目に症状があるときは竜胆瀉肝湯、肥満症の人は防風通聖散や大柴胡湯、便秘でない人は黄連解毒湯を服用します。
ストレスで精神状態が悪く、緊張状態が続いていると交感神経により血管を収縮させ血圧を上昇させます。イライラしやすくすぐ怒ってしまったり、よくため息をつくなどの症状がある場合は抑肝散・柴胡加竜骨牡蛎湯、大柴胡湯、加味逍遥散が適しています。
高血圧になってからかなりの時間がたっている人や体がもともと悪い人、老人などは虚証型といい、症状としてはふらつき・耳鳴りが持続する・耳のつまり感・足腰がだるい・落ち着きがない・口の中の乾燥などがでてきます。このような場合は肝臓・腎臓の衰弱が起きているので、2つの臓器を強くしながら精神状態を鎮静させる漢方をえらびます。たとえば七物降火湯・釣藤散・知柏地黄丸(瀉火補腎丸)・天王補心丹があります。
また加齢・ストレス・運動不足で血行状態が悪い時、動脈硬化が起こりやすくなるので防止する漢方の服用が必要です。特に中年以降は血管も老化してくるので弾力を持たせ、硬くなった血管をほぐす活血化?薬を服用します。
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