漢方

漢方服用の注意点

漢方薬と一般の降圧剤との組み合わせは場合により効果的といわれていて、現在のところ特に目立った副作用は出ていませんが、併用にも注意が必要です。 代表的な降圧剤である降圧利尿薬はもともと単独で服用していても低カリウム血症を起こしやすいのですが、漢方薬と併用することでさらに起こる確率が増えます。

前に述べた甘草(かんぞう)の成分のグリチルリチンは高血圧の薬のほかに肝疾患・アレルギー疾患・湿疹・皮膚炎などの診断で処方されていることがありますので、確認し重複しないようにしましょう。

もし降圧剤と併用するときはまず医師に相談し了解を得ましょう。軽症の場合は併用でいろいろ試してみるのもいいです。重症な人で臓器障害がある人は併用を避けたほうがいいです。

漢方薬を単独で服用するにも少し注意が必要です。漢方の効果はゆっくりと述べましたが、あまり長時間服用してもかえって血圧をあげてしまうだけです。はっきりとした治療目標や時期を考えないでだらだら服用を続けているのであれば、一般の降圧剤を服用したほうがいいです。

漢方薬の専門家の指導のもときちんと数ヶ月間服用し、効果を確かめてください。軽症の場合は漢方薬の効果が現れるまでの期間を待つだけの時間的な余裕があります。しかし中等度~重症の場合やなんらかの臓器障害があるときは効果が出るまでの時間がないですからまず降圧剤を服用し、ある程度安定してきたら漢方を服用するのもいいと思います。

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